簡単に言うと、「名前を付けるときには、みんながわかる名前、まとめやすい名前をつけましょう」ということです。
自分が付けた名前でも、しばらくすると「なんじゃこれ?」ってことがないように
大きなくくり、ちゅうくらいのくくり、小さなくくりの順に名前を付ける。
あまり命名にこだわりすぎるのもよくないので参考程度に…
>HTML、CSS、JavaScript、PHPなどへの応用
[というよりココしか読まなくてもいいです]
ハンガリアン命名規約(ハンガリー命名規約)は、変数とルーチンの命名に関するガイドラインです。
ハンガリアン記法(ハンガリー記法)(Hungarian Notation)という名前の由来は、Microsoftのプログラマ
Charles Simonyi(チャールズ・シモニー)が発案し、彼がハンガリー出身であるところから名づけられました。
命名方法
ベース型、一つ以上のプリフィックス、そして限定子の3つの部分から構成されます。
変数名 = 一つ以上のプリフィックス + ベース型 + 限定子
利点
多くの名前が標準的に決められているため、覚える名前が少なくなる。
グループワークのときに、名前から用途がすぐにわかる。
プリフィックス
Prefix | 意味 |
---|---|
a | Array(配列) |
b | BOOLまたはboolean型 |
by | Byteまたはunsigned char型 |
c | 個数(レコード数、文字数、など) |
ch | char型 |
Class | 自分で作ったクラス |
d | 同一種類の変数の値の差 |
d | double型 |
dw | DWORD型,unsigned long型 |
e | 配列の要素 |
f | float型 |
g_ | 大域(global)変数 |
h | ハンドル |
i | 配列へのインデックス |
in | クラスのインスタンス変数 |
m_ | メンバ変数(クラスや構造体における) |
n | int型 |
p | ポインタ変数,* |
pfn | 関数へのポインタ変数 |
pin | クラスのインスタンスを格納するポインタ |
psz | NULLで終わる文字列へのポインタ変数 |
pv | voidポインタ変数 |
s | 文字列 |
sh | short型 |
sz | NULLで終わる文字列 |
ush | unsigned short型 |
w | WORD型,unsigned int型 |
ベース型
ベース型 | 意味 |
---|---|
b | ブール型 |
by | バイト |
ch | キャラクタ |
d | double |
fon | フォント |
l | long |
n | int |
s | short |
scr | 画面領域 |
str | String, CStirng |
u | unsigned |
ul | unsigned long |
w, y | 座標値 |
wn | ウィンドウ |
限定子
Delete | 削除 |
First | 相対的な先頭(最初) |
Image | 画像 |
Insert | 挿入 |
Last | 配列の最終 LastはFirstと対極 最後の有効な要素 |
Lim | 配列の上限 Lastと同様に、LimはFirstの対極 Lastと異なり、配列に含まれない上方向の限界 一般にLim = Last + 1 |
Max | 絶対的な最終 |
Min | 絶対的な先頭(最小) |
HTML、CSS、JavaScript、PHPなどへの応用
これを応用して、例えば画像の名前を付けるときに
上下に3分割されたメニューリストの背景画像であれば
bg_menulist_top.gif
bg_menulist_middle.gif
bg_menulist_bottom.gif
または
bg_menulist_t.gif
bg_menulist_m.gif
bg_menulist_b.gif
(bgはbackgroundの略)
メニューの中のマウスオーバーしたときのページ「page1」へのリンクボタンなら
btn_menu_page1_o.gif
(btnはbuttonの略)
など大きなくくりから名前をつけていくと、誰が見てもわかりやすいですし、
なにより名前順に並べたときに、種類わけができます。
htmlファイルの名前、CSSのid・class名、プログラムの関数名などこのようにしてみてはどうでしょう。
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