Telnetとはコマンド入力でサーバーとやり取りする通信プロトコルです。
(汎用的な双方向8ビット通信を提供する端末間およびプロセス間の通信プロトコル)
規格はRFC854で規定されています。
これを使うとメールの送受信ができたり、Webサイトが見れたりサーバーとの通信はだいたいできます。
コマンドによっては入力文字が表示されないことがありますが、そんな場合はtelnet起動後に次のコマンドを入力します。
[参考記事] コマンド入力でFTPを使うには
[参考記事] Port番号の一覧
Telnetの起動
スタート
全てのプログラム
commandまたはcmdと入力して『OK』をクリックすると黒いコマンド入力画面が開きます。
あとはtelnetと入力するだけです。
直接サーバーに接続するには次のようにします。
例
メールを送信する
telnet起動後に
プロバイダによっては25ポートを禁止している場合があります。
その場合は587番ポートで接続します。
すると送信サーバーとの通信が開始されます。
まずは自己紹介。
自分の名前をサーバーに教えます。
この名前は英数字であれば何でもいいです。【例:examplename】
そうするとサーバー側からも自己紹介があります。
サーバーの名前やファイルサイズなどの情報が返ってきます。
250-PIPELINING
250-SIZE 10240000
250-VRFY
250-ETRN
250 8BITMIME
送信元のアドレスを入力します。【例:example@example.com】
送信できる状態であればOkと返ってきます。
ここでエラーが出るようであればサーバーがPOP before SMTPの設定になってるのかもしれないので先にメールの受信をします。
今度は送信先のアドレスを入力します。【例:test@example.net】
Okと返ってきます。
メールの送信内容を入力します。
ここから長いですよって感じで教えてみます。
「メールの内容を入力してね」と返ってきます。
ここからは続けて入力します。
ヘッダー情報に記載される内容などを送るのですが、
送信元
From: example@example.com
送信先
To: test@example.net
タイトル
Subject: Test
内容
Hello
を入力して、最後は『.(ドット)』だけを送って「終わりですよ」ということを教えます。
.
このへんはメールソフトでメールのヘッダー情報をみたり、telnetでメールを受信してみると参考になります。
To: test@example.net
Subject: Test
Hello
.
問題がなければ、次のように返ってきて送信完了です。
終わるときはQUITと入力します。
これで接続は終了します。
はいバイバイ。
メールの受信
受信サーバーの110番ポートに接続します。
そうするとOKと返ってきてサーバーの自己紹介です。
ユーザー名(アカウント)を入力します。【例:exampleacc】
パスワードの入力を求められます。
パスワードを入力します。【例:examplepass】
メールの件数などが返ってきます。
1件目のメールを読む場合は
+OK 1301 octets
到着メールの数と容量が確認
到着メール1通ずつの容量をリスト表示
1件目のメールを削除
終了はQUITです。
+OK Pop server signing off.